石井慶子と行く歌の旅 海外編 vol,4

南仏の世界遺産カルカソンヌとアビニョンそしてパリ9日間の旅

            200761(金)9(土)
1日目 *  
今回は今までと違うメンバー17名でエールフランス機1210 AF275で出発!
パリで国内線に乗り換えTOULOUSEへ、もう夜の11時になっていました。バスで今回の目的の一つでもある、パッションさんのお城へ・・
もう疲れも出ているメンバーだが、暗い中着いたお城で、出迎えてくれたのは、代官山でフレンチレストランを経営し、そしてこのお城の持ち主であるパッションさんご自身と息子さんのパトリックさん(お二人は私達のために一足早く日本から到着していてくれた)とお兄さん夫婦のお出迎えと、素晴らしいテーブルセッティングの夜食の数々!!皆 歓声をあげ疲れも飛ぶ。

2日目 **  
朝食も南仏らしい食器や飾りのなかで、気持ちいい朝をむかえた。
昨晩は見えなかった、庭や外観の美しいこと! 

いよいよ世界遺産カルカソンヌに向かう。土曜の朝市に寄り、お花や果物が美しく並び、活気があり人もたくさん出ていました。
町では選挙も近いらしく、市長さんもいらしていたパッションさんの友人でもあるので、私達と記念写真? ポン・ヴュー橋を渡り城塞へ、パッションさんが子供のころ住んでいた、家や学校を通り地元の人しか知らない裏道を登り、町に出た。
ガイドさんと パッションさんのお姉さんが待っていてくれて、息子のパトリックさんの通訳を聞きながら見学。カルカソンヌは「国境の町」を意味しているそうだ、紀元3世紀からオード川を見下ろす高台をケルト人が砦にしていた、その後ローマ人が占領し、城塞都市を作ったのが、今も残るラ・シテだ。現在113人が暮らしている。
「カルカソンヌを見ずして死ぬな」といわれるほど凄いところだ。上からはピレネー山脈も見えた。

そしてTVで紹介されていたLe TEMPS de La BARRで昼食(パッションさんの友人)地下の井戸やワインセラーにも案内してもらう、新聞社が取材に来ていて私達を撮ってくれて載るということだったが・・・?
そして世界遺産であるミディ運河へ、地中海から大西洋まで結ぶ世界一長い運河、平底船で時速20?Hで遊覧、途中水門があり5Mぐらいは上がっただろうか?
不思議な体験、プラタナスの並木の緑が美しく、コクリコ(ひなげし)も咲いていて本当に気持ちが良く夢心地だった。
クルーザーに自転車など積んで、遊覧しながら2週間ぐらいかけてのバカンスを楽しんでる船とすれちがう、羨ましい! 私達は1時間ほどの船旅そしてお城に到着。

 

美味しい夕食の後は、シャンソンタイム、今回のパッションさんとのご縁は仏語のS先生のお陰です、もちろん同行していただき「さくらんぼの実る頃」「ラ・メール」の仏語の指導もしてもらう、ここのマダムもとても歌がすきなので一緒に歌って楽しんだ。あっと言う間に12時!

3日目 ***  

美しい街、Limoux, Quillonを通ってAix, des Thermes Mont Louisのお城へ、骨董屋さんで素敵な陶器を購入、値切ってもらおうと思ったら、non! と、聞くと有名な陶芸家の作品なので、買い得だということなので喜んで購入した。
昼食は、スペインも近いレストランでパエリアとサングリアを堪能。国境を越えスペインの地に30分ぐらい滞在しお土産を買う。マティスやラドンが愛した美しい海岸、コリウールへ、今までちょっと肌寒く感じていたが、ここに来るととたんに夏のよう、日曜のせいか海で泳いでる人、民族舞踊を楽しむ人々、にぎわっていた。
私達も海岸のカフェでビールで乾杯!

 

帰路にも、いろいろな街、この先はアフリカですよという海岸も通ったりして、お城到着は8時過ぎ。10時ごろにならないと陽がくれない。夕食には、庭でとれたかたつむり(その中に は、メンバーが取ったものも?)エスカルゴがでた。小粒だがとても美味しい。

4日目 **** 

Lagnasses方面の険しい山頂に建つカタリ派の城塞跡へ、そして有名なFontfroid(深く、冷たいの意)修道院へ、とても厳しい修行の場であったようだ。
ローマ人が昔来て葡萄を植えたという、ナルボンヌのどこまでもどこまでも続く葡萄畑の道を行く、葡萄酒用なので、日本の葡萄畑より丈が小さい。
一番大きく有名なワイナリー、ドメーヌ・ド・ロスピタレへ、オーナーとパッションさんが友人で元サッカー選手の息子さんが特別に説明しながら見せてくださった。
ここでしか手に入れられないワインをゲット、皆よく試飲をしていた。中のレストランでの昼食もとても美味しかった。もちろんワインも。

 

この地にシャンソンの大御所シャルル・トレネの家があるとの事で、寄ってもらう。今は市に寄贈されていて、職員の人が説明してくれる。
ちいさな家だったが整頓され階段のところには上から、ビロードの幕がかけられていていつもステージをイメージしていたらしい。曲がひらめくとところかまわず夢中になっていたようだ。
2001年に亡くなった時のまま、ヘアーリキッドなども置いてある。40歳ほど離れた愛人?(女性でない?)の部屋がとなりにある。
詩人の魂」「ラ・メール」などが部屋に流れている。

  お城での最後の晩餐パッションさんたち4人もご一緒に賑やかな晩餐。
カルカソンヌの非常食でもあり、郷土料理になっている、カスレ(豆に鴨肉、ソーセージを何度も重ね煮込む)が食卓に出るときは声をそろえ「カスレ!カスレ!カスレ!」と盛り上がる。
私がお礼の意味をこめ、ソレアードを歌う中、皆お別れとお礼の抱擁を・・そして、ビアンカ亭を「アラ・ペンショネ・パッション!」と合唱して4日間の幕を下ろす。

 

 

5日目 *****  

夢のような4日間を終え、今日はアルルへ、ゴッホで有名な跳ね橋へ、素朴な橋だった。
アルルに着き、ここはちょっと汗ばむ陽気だった。ガイドの人に案内され、古代劇場や円形闘技場、人間と人間、人間と猛獣の戦いが行われたと言う、想像しただけでぞっとする。

 

  

ローヌ河、デュランス河など通りながら、ゴルドーへ、そこはボリー(石を重ねて作った壁)でできている、そこのはお土産屋さんがたくさんあるので、お買い物タイム。南仏では、蝉が魔よけ幸福を呼ぶとして、玄関などの壁にかざるそうで、私も購入した。
少し降りて行くと、穏やかな佇まいのセナンク修道院がある。そこは、Fontfroide修道院と 同様とても厳しい修行の場であるので、今は6名しかいないそうです。
教会の周りはラベンダー畑だが、ちょっと早かったようでまだ緑が濃かった。アビニョンへ。
今夜は自由夕食だったので、日本から持っていったまぜご飯やおにぎり、街のスーパーで調達したワイン、野菜、チーズなどで5名でパーテーを・・美味しかった!

6日目 ******

アビニョンの街をバスでめぐり、アビニョンの橋では写真撮影。
世界遺産の建物もみながらTGVに乗るために駅へ、接続のところでハプニング?のため1時間も遅れる。
謝るでもなく、説明もない、まあフランス語がわからなかったけど? ただただ待っていた。
1等車は3列のゆったりしたシートで、隣りはいけめん?ビュッヘではビールとワインでもりあがり、外はずーっと緑ゆたかな丘、北海道の富良野や美瑛のようだと話していた。
到着はリヨン駅!!だが、裏に着いたので、時計台などは見られなかった。空路でパリに向かった3人が待っているからだった。

モンパルナスのクレープ屋(そば粉で作っている)で昼食、その後バスで、パリ市内観光。
セーヌクルージングは6時は過ぎていたが、昼間のようで、岸では若者が絵を画いていて私たちに見せてくれたり、語りあったり、抱き合っていたりを横目に、日本語ガイドに耳をかたむけながら心地良い風に吹かれていた。
食事を終え降りるとイルミネーション点灯!! 歓声が!

 

  

7日目 *******

パリ2日目、オプションでモンサンミッシェルやベルサイユ宮殿、モネの庭などで行く人と、それぞれが楽しんだ。
私は買い物組の二人をつれ、バスティーユからマレ地区へショッピング。夕食はクラブツーリズムから参加の桜井さん宅にホームステーをしていた、フランス人のメディとベトナム人のナンフンさんが案内してくれた、北フランス料理のお店へ。
メロンのスープなどとても美味しくお話もたのしく過ごしたが、私達はリドに行く予定なので早めに切り上げてしまった。リドは初めてでしたがかぶりつきの席で素晴らしいとか美しいと思う前に圧倒されてしまった。シャンパンもきいてきた・・

8日目 ********  

それぞれ自由、シャンソン好きな3人を連れ、ホテルの近くのミラボー橋に、メトロでシテ島のノートルダム寺院ヘ、今の時期はヨーロッパからのバカンスの人が多いそうで、とてもにぎわっていた。
サン・ルイ島へ渡り、カフェでランチを、パリ市庁舎でちょうどダリダ展がやっていたので入ってみた。
映像でマシアス、イグレシアスやアズナブールとの共演や、映画などをやっていてとても良かった。
そこを出てタクシーでモンマルトルへ、なかなか拾へなかったが、紳士が拾いかたを教えてくれた。
モンマルトルはやはり混んでいた。手回しオルガンや絵描きさんが出ていて、昔の雰囲気をだしていた。
坂を下り葡萄畑や、ラパンアジルを見て、サクレクール寺院の階段もいっぱいの人・人・ ポスターなどで使われる階段も降りて、はいポーズ!
7時半に空港に向け出発。みんな元気で感動を胸に日本へ・・お疲れ様。 慶子

                

 

     

      

    お世話になった、パッションさんファミリー

集合写真

スナップ